肝生検が診断の契機となった肝<i>Mycobacterium avium</i> complex症の1例

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タイトル別名
  • A case of liver <i>Mycobacterium avium</i> complex syndrome, diagnosed by liver biopsy

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説明

<p>70歳代男性.微熱,体重減少,肝機能異常のため紹介受診した.各種ウイルスマーカー,自己抗体は陰性,画像検査で有意な所見を認めなかった.肝生検にて,Ziehl-Neelsen染色で抗酸性を示す菌体をともなう非乾酪性類上皮肉芽腫を認め,血清Mycobacterium avium complex(MAC)抗体が陽性であったことから,肝MAC症と診断した.肺MAC症に準じた治療を開始し,発熱,肝機能の改善を認めた.非免疫不全患者の肝MAC症の1例を経験したので報告する.</p>

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