仮想対面インタフェースを備えた直結型dual脳磁計

DOI
  • 下條 暁司
    北海道大学 大学院 医学院 小児科学教室
  • 柳生 一自
    北海道大学 大学院 医学研究院 児童思春期精神医学分野
  • 曽根原 剛志
    (株)日立製作所 基礎研究センタ 日立北大ラボ
  • 渡辺 隼人
    北海道大学 大学院 保健科学研究院
  • 品田 大成
    北海道大学 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻
  • 前田 珠希
    北海道大学 大学院 医学研究院 児童思春期精神医学分野
  • 白石 秀明
    北海道大学病院 小児科
  • 横澤 宏一
    北海道大学 大学院 保健科学研究院
  • 齊藤 卓弥
    北海道大学 大学院 医学研究院 児童思春期精神医学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Directly-connected Dual MEG System with a Virtual Face-to-Face Communication Interface

抄録

<p>2台の脳磁計を連結したdual脳磁計 は,人対人の相互作用に関わる脳機能の解析に有効である。しかし,近接して設置された脳磁計の対がほとんど存在しないため、今日までにdual脳磁計はごくわずかしか実現していない。最近我々は,北海道大学に設置された2台の脳磁計を接続し,dual脳磁計を構築した。この2台は500mしか離れていないため、光ファイバで直結することが可能であった。光ファイバを介した同期信号(トリガ)の伝送時間は4μsであり、2台の脳磁計はトリガによりミリ秒以内で同期動作できる。さらに光ファイバを介した視聴覚 (audiovisual, AV) インタフェースが装備され、2人の被験者が仮想的に対面できる。AVインタフェースにおける映像/音声伝送時間は,光ファイバの伝送時間と,インタフェースに含まれるAV機器の遅延時間との和になる。インターネットを使用する場合とは異なり,我々のインタフェースにおける映像/音声伝送時間は常に一定である。正確な値は現在評価中であるが,100ms程度と見込まれる。したがって,本dual脳磁計によれば、2人の被験者が違和感なく仮想対面している状況で、脳磁場を同時計測できる。</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual56 (Abstract), S303-S303, 2018

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763047450624
  • NII論文ID
    130007483818
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual56.s303
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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