京浜港ドックにおける重力式係船岸増深工法の実用化に向けた実証試験

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タイトル別名
  • THE DEMONSTRATION EXPERIMENT OF THE CONSTRUCTION METHOD FOR DEEPENING CAISSON-TYPE QUAY WALLS IN KEIHIN HARBOR DOCK
  • ケイヒンコウ ドック ニ オケル ジュウリョクシキ ケイセンガン ゾウシンコウホウ ノ ジツヨウカ ニ ムケタ ジッショウ シケン

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抄録

船舶の大型化に対して既存係船岸を増深する検討事例が増加している.そのため捨石マウンドの一部を注入・固化することで,法線位置を変更せずに重力式係船岸の増深を可能とする工法が水谷ら1)により開発された.しかし当該工法は注入・固化に用いる可塑状グラウトの2次元注入実験を行った段階であり,実施工上の課題は未検討であった.そこで本研究では,容易に注排水できる京浜港ドックにて実大規模の捨石マウンドを構築し,水中にて捨石内へのグラウト注入や潜水士による捨石掘削など増深手順を模擬した実証試験を行い,当該工法が施工可能であることを確認した.その後ドック内から排水して増深時の捨石斜面の状況を確認し,さらに固結していない捨石を撤去して改良体出来形を陸上計測して,実用化に向けた研究成果が得られたので報告する.

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