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- 五月女 律子
- 北九州市立大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Sweden's EU Policy
- スウェーデン ノ タイ EU セイサク
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説明
スウェーデンの対EU政策においては、1990年代半ばまではECとどのように経済的に良好な関係を保つかが重要であり、1960年代から70年代初頭にかけてのEC加盟の是非に関する国内での議論の結果、加盟申請は見送られた。1995年のEU加盟後は、加盟国としてEUにどのように影響を及ぼすか、また自国にとって不利にならないようなEUレベルでの政策をいかに実現するかが、課題となっているといえる。スウェーデン政府はEUに対して、平和維持活動、環境保護、途上国援助、社会政策、男女平等、情報公開などの分野で積極的な働きかけを行っている。EU レベルでの政策に対して国内世論の支持が低い分野では、スウェーデン政府はEUに対して積極的に行動を起こせない場合もあるが、EU議長国の立場や欧州委員会での委員のポストで影響力を行使し、他の加盟国との協力や連携も進めつつ、EUの中での存在感とスウェーデンの目指す政策の実現を模索しているといえる。
収録刊行物
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- 北ヨーロッパ研究
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北ヨーロッパ研究 4 (0), 47-55, 2008
北ヨーロッパ学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763049693184
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- NII論文ID
- 130007492585
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- NII書誌ID
- AA12182603
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- ISSN
- 24334596
- 18802834
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- NDL書誌ID
- 11242947
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可