ICUベッドの安全性の検討

  • 會田 秀子
    順天堂大学医学部附属順天堂医院 医療安全推進部
  • 小林 弘幸
    順天堂大学医学部附属順天堂医院 医療安全推進部
  • 堀 賢
    順天堂大学医学部附属順天堂医院 医療安全推進部
  • 李 慶湖
    順天堂大学医学部附属順天堂医院 医療安全推進部
  • 川崎 志保理
    順天堂大学医学部附属順天堂医院 医療安全推進部
  • 梁井 皎
    順天堂東京江東高齢者医療センター

書誌事項

タイトル別名
  • Safety of beds in ICU
  • ICUベッドの安全性の検討--転落防止柵の考案
  • ICU ベッド ノ アンゼンセイ ノ ケントウ テンラク ボウシ サク ノ コウアン
  • —転落防止柵の考案—
  • — Developing a side-rail to prevent falls —

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抄録

<p> 集中治療室(ICU)でのベッド転落事故報道を機にA社ICUベッドの安全性を検証したところ、サイドレール(ベッド柵)の高さが足りないことが判明した。そこで転落防止対策としてサイドレール型柵とアクリル板柵の2種類を考案し、看護師の立場から検討した。サイドレール型は拘束感が強いがチューブアクセスが容易なためチューブ管理に有用であった。一方、アクリル板柵は透明性があり拘束感は少ないが、重たいため設置が不便であった。また、どちらの柵も高さを確保すると安全性が向上するが、医療者の利便性は低下した。今後、双方の利便性を兼ね備えた器具の開発が必要と考えられた。</p>

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