朝鮮時代中期の隠棲者・梁山甫の庭園・瀟灑園の庭園構成と造営意図に関する考察

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タイトル別名
  • A study on the original composition and concept of Soswawon as a Korean recluse scholar’s garden in the medium-term of Joseon dynasty
  • チョウセン ジダイ チュウキ ノ インセイシャ ・ リョウサンホ ノ テイエン ・ ショウシャエン ノ テイエン コウセイ ト ゾウエイ イト ニ カンスル コウサツ

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抄録

瀟灑園は韓国の朝鮮時代に造られた庭園である。2004年に史跡40号に指定された。園主の梁山甫は1519年に政治闘争に巻き込まれ、故郷に帰り1928年に瀟灑園を造営し始めた。1548年に完成したとされている。400年の歴史の中で、園主の息子は庭園内に建物を増築したが、1598年に庭園が兵隊に破壊され、1614年に孫に修復された。現在の庭園構成は造営当初と異なっている。<br>本研究は現地調査を元に、瀟灑園関連の絵画、詩歌、文章とともに造営当初の庭園構成を推測した。また、関連する文献から読み取った意味を推測した庭園構成と合わせて分析した。これらの作業によって瀟灑園の造営意図を解析した。結果として、瀟灑園は政治・儒学、隠棲、桃源郷、仙境の4つの空間から構成されていたことが明かになった。

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参考文献 (2)*注記

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