ベルナール・スティグレールにおける注意概念について

書誌事項

タイトル別名
  • The Concept of Attention in Bernard Stiegler: Focusing on the Interpretation of Retention
  • ベルナール・スティグレールにおける注意概念について : 過去把持概念の批判的読解に焦点を当てて
  • ベルナール ・ スティグレール ニ オケル チュウイ ガイネン ニ ツイテ : カコ ハジ ガイネン ノ ヒハンテキ ドッカイ ニ ショウテン オ アテテ
  • ――過去把持概念の批判的読解に焦点を当てて――

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説明

<p>本稿の目的は、ベルナール・スティグレールの注意論の検討を通して、注意とメディアの関係を考察することである。メノンのアポリアを端緒とし、tentionという言葉を基軸に注意(attention)について考察するにあたって、スティグレールはフッサールの過去把持(Retention)概念を代補の論理から読み替えていく。それによってフッサールが看過した忘却を意識の起源的な働きとして据えるとともに、忘却を代補するものとしてメディアが注意にとって必要不可欠であることを示す。</p>

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 85 (1), 1-12, 2018

    一般社団法人 日本教育学会

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