書誌事項
- タイトル別名
-
- Can We Prove Criminality by Authorship Verification in the “PC Remote Control Virus” Case ?
- パソコン エンカク ソウサ ジケン デ チョシャ シキベツ ニ ヨル ハンニンセイ リッショウ ワ カノウ ダッタ カ?
この論文をさがす
説明
<p> 本論文は,電子掲示板の書き込みなどによるサイバー犯罪を想定し,その犯人性立証の一手法として,多変量データ解析を用いた計量的文体分析を提案するもので,実際に犯人性の立証が困難であったと思われるいわゆる「パソコン遠隔操作事件」に関する著者の識別を試みた.分析の際は,疑問文章(「パソコン遠隔操作事件」の9事件の文章),対照文章(「パソコン遠隔操作事件」の真犯人であったK氏が過去に敢行し,自供した通称「のまねこ事件」関連の5つの文章),無関係文章(K氏と性別年代が同じ30代男性10名のブログ文章と異なる4つの事件における文章)を対象に,①非自立語の使用率,②品詞のtrigram,③助詞のbigram,④文字のbigramに着目し,階層的クラスター分析を実施した.その結果によると,「パソコン遠隔操作事件」の一連の文章と「のまねこ事件」の一連の文章は,同一人が記載したものである可能性を示唆した.</p>
収録刊行物
-
- 情報知識学会誌
-
情報知識学会誌 28 (3), 253-258, 2018-09-30
情報知識学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282763059810176
-
- NII論文ID
- 130007499807
-
- NII書誌ID
- AN10459774
-
- ISSN
- 18817661
- 09171436
-
- NDL書誌ID
- 029290488
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可