書誌事項
- タイトル別名
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- Withdrawal Properties of Glued, Round, Mortise and Tenon Joints Using Greenwood Shrinkage as a Clamping Pressure
- ナマザイ ノ シュウシュク オ アツジメ ニ リヨウ シタ マルホゾセッチャク セツゴウ ノ ヒキヌキ セイノウ
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抄録
<p>ほぞ接着接合は椅子などの家具接合に用いられるが,接着時に圧締できないため,十分な引き抜き耐力を発揮できない。そのため,込み栓などによる補強が必要になる。本研究ではグリーンウッドワークで用いられる収縮接合を丸ほぞ接着接合法の補強に使うことを検討した。試験体は湿潤状態のほぞ穴部材と気乾状態のほぞを酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤で接着して作製した。引き抜き試験を行った結果,収縮接合を併用した接着丸ほぞ接合はエポキシ樹脂接着剤で接着した丸ほぞ接合に匹敵する大きな引き抜き耐力を示すことがわかった。含水率の季節変化を考慮して,4回までの乾湿繰り返しを付与した後に行った引き抜き試験でも,明らかな強度低下は認められなかった。本接合法は,接着が切れた後も収縮接合に由来する耐力を,ある程度,維持することができた。</p>
収録刊行物
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- 木材学会誌
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木材学会誌 64 (5), 187-194, 2018-10-25
一般社団法人 日本木材学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763060270080
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- NII論文ID
- 40021717245
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- NII書誌ID
- AN00240329
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- ISSN
- 18807577
- 00214795
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- NDL書誌ID
- 029330734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可