足部の内,外反が下肢アライメントに及ぼす影響

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タイトル別名
  • Influence of Inversion and Eversion of the Foot on Alignment of the Lower Limbs

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抄録

健常な成人18名(男性13名,女性5名)を対象にし,片脚立位で足部を内反強制,外反強制させた際の下肢アライメントの変化と下肢筋活動の動態について調査した。その結果,下肢アライメントの変化は前額面上膝関節・足関節部での変化はなく,脛骨傾斜角の変化と共に距骨下関節での変化が大きかった。また外反強制で下肢アライメントの変化が大きかった。下肢筋活動の動態は非強制と内反強制の筋活動に比して,外反強制の筋活動は増加していた。以上の結果から,足部を外反強制した際,下肢支持脚としてバランスをとるのが困難な状態にある事を示唆した。

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 16 (5), 323-330, 1989-09-10

    日本理学療法士学会

被引用文献 (4)*注記

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