ニュージーランド幼児教育政策における「質保障」「質評価」の展開過程に関する研究

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書誌事項

タイトル別名
  • Study on the Development of 'Quality Assurance' and 'Quality Evaluation/Assessment' in New Zealand Early Childhood Education Policy:
  • ニュージーランド幼児教育政策における「質保障」「質評価」の展開過程に関する研究 : テ・ファーリキと歩んだ20年に焦点を当てて
  • ニュージーランド ヨウジ キョウイク セイサク ニ オケル 「 シツ ホショウ 」 「 シツ ヒョウカ 」 ノ テンカイ カテイ ニ カンスル ケンキュウ : テ ・ ファーリキ ト アユンダ 20ネン ニ ショウテン オ アテテ
  • ―テ・ファーリキと歩んだ20 年に焦点を当てて―
  • Focusing on the Twenty Years that Have Passed since Te Whāriki

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説明

<p>ニュージーランドの幼児教育部門は過去25年にわたり生産的な発展を遂げたとして国際的な関心を集めてきた。中でも,ニュージーランドで最初のナショナル・カリキュラムとして作成されたテ・ファーリキは,それに伴う保育記録として作成されたラーニング・ストーリーと共に注目が寄せられている。本研究はテ・ファーリキが交付されて以降の20年に焦点を当て,この期間,ニュージーランド政府が幼児教育に対する政策として「質保障」と「質評価」をどのように展開してきたのか,さらには,子どもの「学び」をどのように位置づけ評価してきたのかについて,テ・ファーリキを取り巻く状況から検討を行った。結果,ニュージーランドの幼児教育は知識経済に依拠した幼児教育政策の展開を試みようとする政府側の勢力と,確固たる哲学や展望を抱きそれを実現させようとする研究者・実践者側の勢力との対立軸を背景に色づけられてきたことが示された。</p>

収録刊行物

  • 保育学研究

    保育学研究 56 (1), 56-67, 2018

    一般社団法人 日本保育学会

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