適応化コンポジション : 開放型システムにおけるコンポジションに基づいた新しいソフトウェア構築手法

  • 本田 康晃
    (株)ソニーコンピュータサイエンス研究所
  • 渡 滋
    (株)ソニーコンピュータサイエンス研究所
  • 所 真理雄
    (株)ソニーコンピュータサイエンス研究所:慶應義塾大学理工学部

書誌事項

タイトル別名
  • Compositional Adaptation : A New Method for Constructing Software for Open-ended Systems.
  • テキオウカ コンポジション カイホウガタ システム ニ オケル コンポジション

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抄録

<p>開放型システムで使われるオブジェクトを設計する場合,プログラムの設計者は設計の時点でそのオブジェクトがどのような環境でどのように使われるのかを完全に予測することはできない.したがって開放型システムで利用されるオブジェクトは実際に利用される時点で環境に適切に適応しなければならない.ここでオブジェクトが環境に適応するとは,あるオブジェクトをある環境で使用する際にその環境に適切な振舞いをするようにオブジェクトを変換することである.本論文ではまずオブジェクトの環境への適応について考察し,適応の際に行なうオブジェクトの変換に対して2つの要請-環境主導型変換および自己同一性保持-を行なう.そしてこれらの要請を満足するようなメカニズム-適応化コンポジション-を提案し,オブジェクト指向プログラミング言語における言語機能としての実現を示す.</p>

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