リカード・マルクス型貿易理論を目指して―比較優位・劣位と分配―

書誌事項

タイトル別名
  • Towards a Ricardo-Marx Type Trade Theory: Comparative Structure and Distribution
  • リカード ・ マルクスガタ ボウエキ リロン オ メザシテ : ヒカク ユウイ ・ レツイ ト ブンパイ

この論文をさがす

抄録

<p>本稿の課題は, 「リカード・マルクス型」と名付けられた新しい貿易理論のフレームワークを提示することにある。これは, 固定的技術係数をもつ3部門投入産出型モデルで, 労働力と天然資源のみを本源的生産要素とする。従来の貿易論と異なり, 資本主義貿易国は一般的に, 資本集約的部門に比較優位を持たない限り, 貿易によって利潤率を高めることができず, したがって特化を進めることもないことが結論付けられている。 </p>

収録刊行物

  • 国際経済

    国際経済 69 (0), 67-102, 2018

    日本国際経済学会

参考文献 (2)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ