水循環シミュレーションと室内実験による初期火星Galeクレータ古湖周辺の水循環および水-岩石反応の復元

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タイトル別名
  • Reconstructing water-rock reactions and hydrological cycles near the large lakes at Gale crater, Mars, using hydrological simulations and laboratory experiments

抄録

<p>火星探査車Curiosityは、着陸地点であるGaleクレータに残された湖底堆積物のその場分析を行ってきた。酸化鉄やシリカといった堆積物の鉱物・化学組成から、湖に供給されていた地下水が高温での水-岩石反応を経験していた可能性が示唆されている。しかしながら、初期火星でGaleクレータ古湖を維持した水循環において、熱水の寄与の割合やその溶存化学組成は全く分かっていない。本研究では、3次元流体シミュレーションを用いて、Galeクレータ古湖周辺の水循環を再現し、Galeクレータに供給される水に対する熱水の寄与割合を定量化する。さらに得られた温度条件における水-岩石反応実験を行い、Galeクレータ古湖に供給された熱水の溶存種組成を推定する。数値実験および室内実験の結果とGaleクレータ湖成層の鉱物化学組成を比較することで、初期火星における気候状態や、生命が利用可能な還元剤候補について議論する。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763071916160
  • NII論文ID
    130007520762
  • DOI
    10.14862/geochemproc.65.0_33
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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