埋立セルモデルによる浸出水脱塩処理設計手法の開発(その2)

DOI
  • 為田 一雄
    福岡大学 資源循環・環境制御システム研究所
  • 樋口 壯太郎
    福岡大学 資源循環・環境制御システム研究所
  • 李 桐
    福岡大学 資源循環・環境制御システム研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Development of leachate water desalination processing design technique by reclamation cell model Ver.2.

抄録

最終処分場の浸出水処理施設の計画設計において設計条件として検討されてきた項目としては、浸出水処理施設規模と浸出水原水水質設定のみであった。浸出水処理施設規模の検討は、これまで過去15年程度の気象データのみを使用した出し入れ計算によるものである。更に、浸出水原水水質の設定は科学的根拠に欠けており、特にCl-濃度の設定は他都市の先例に基づき設定しているのが実情である。これまで、従来の浸出水処理施設規模算定手法に、埋立形状、埋立順序等によって計画原水水質設定が可能な埋立セルモデルを併用し、最適な浸出水処理施設規模及びCl-計画原水水質の設定を行うことができた。今回は、埋立セルモデルにおいて埋立形状及び埋立順序を数ケース設定し、Cl-ピーク濃度に与える影響を確認した。その結果、薄層埋立、或いは積増し段数の低減、希釈領域の確保によりCl-ピーク濃度の低減化が可能であることが確認できた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763072218880
  • NII論文ID
    130007540724
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.29.0_403
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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