〈宮沢賢治〉の始まり

  • 構 大樹
    東京学芸大学大学院・日本学術振興会

書誌事項

タイトル別名
  • The Beginning of “Kenji Miyazawa”: The Origin of His Image as a Farmer-Writer
  • 〈宮沢賢治〉の始まり : 初期受容の転換点をめぐって
  • 〈 ミヤザワ ケンジ 〉 ノ ハジマリ : ショキ ジュヨウ ノ テンカンテン オ メグッテ
  • ――初期受容の転換点をめぐって――

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説明

<p>本稿は初期宮沢賢治受容に着目し、彼のイメージ生成と流通の様態を明らかにするものである。生前の賢治は、テクストの表現の革新性をもって評価されていた。しかし、それが『宮澤賢治全集』(文圃堂書店)の出版を前後に、賢治の〝生活〟を強調した解釈が目立つようになる。こうした評価の転換は、賢治をめぐる情報の蓄積はもちろんのこと、彼のイメージが流通した文学場の文脈が絡み合うことで生じた現象であった。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 62 (12), 23-32, 2013-12-10

    日本文学協会

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