理学療法が施行された精神科病棟入院患者におけるサルコペニア，低栄養発生状況の調査

岩村 真樹, 大塩 祐子, 松山 卓也, 伊藤 涼, 辻 理絵, 石井 博, 杉野 正一

doi:10.1589/rika.33.873

理学療法が施行された精神科病棟入院患者におけるサルコペニア，低栄養発生状況の調査

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岩村真樹

藍野大学　医療保健学部　理学療法学科医療法人恒昭会　藍野病院
大塩祐子

医療法人恒昭会　藍野病院
松山卓也

医療法人恒昭会　藍野病院
伊藤涼

医療法人恒昭会　藍野病院
辻理絵

医療法人恒昭会　藍野病院
石井博

医療法人恒昭会　藍野病院
杉野正一

医療法人恒昭会　藍野病院

書誌事項

タイトル別名

Survey of the Occurrence of Sarcopenia and Malnutrition among Psychiatric Ward Patients Who Were Prescribed Physiotherapy and Their Relationships with Activities of Daily Living
理学療法が施行された精神科病棟入院患者におけるサルコペニア,低栄養発生状況の調査 : 日常生活動作能力との関連に着目して
リガクリョウホウガシコウサレタセイシンカビョウトウニュウインカンジャニオケルサルコペニア,テイエイヨウハッセイジョウキョウノチョウサ
─日常生活動作能力との関連に着目して─

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説明

<p>〔目的〕精神科病棟に入院し，理学療法処方が行われた患者に対して，栄養状態の調査とサルコペニアの判定を実施し，ADLとの関連性を検証することを目的とした．〔対象と方法〕研究への同意が得られた43名を対象に真田らの推定式を用いて筋肉量を算出し，サルコペニア判定を行った．栄養状態の評価はMNA-SFを用いた．理学療法開始時と終了時のBarthel Index（BI）低下・維持群と向上群との比較を行った．〔結果〕低栄養は77％，サルコペニアは42％の割合で認められた．BI低下・維持群と向上群の比較では, AlbとMNA-SFに有意差を認めた．〔結語〕精神科病棟入院中で理学療法が処方された患者は高い割合で低栄養を呈しており, BI向上には栄養状態の関連性が示唆された．</p>