日本初のベンゼン精留装置と合成染料の歴史

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  • ニホン ハツ ノ ベンゼンセイリュウソウチ ト ゴウセイ センリョウ ノ レキシ

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<p>1856年に合成染料が世界で初めて作られ,日本にも輸入されるようになったが,第一次世界大戦の勃発により,染料の輸入が途絶えてしまう。この染色業界の危機を救うべく,由良浅次郎は合成染料の原料であるアニリン合成の工業化に取組んだ。しかし,日本の機械工業は未熟だったため,独学で設計を行いながらのベンゼン精留装置の完成であった。これにより染色業界の窮地を打開し,我が国の合成染料工業を切り開いたのである。</p>

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