単流路プレートフィン熱交換器内垂直上昇沸騰熱伝達に及ぼす加熱媒体流動方向の影響

  • 式地 千明
    関西電力株式会社 研究開発室 技術研究所 エネルギー利用技術研究室
  • 上野 貴之
    神戸大学大学院工学研究科機械工学専攻
  • 箕浦 健二
    神戸大学大学院工学研究科機械工学専攻
  • 浅野 等
    神戸大学大学院工学研究科機械工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Study of Flow Characteristics of Gas-Liquid Two-Phase Flow in Plate-Fin Heat Exchanger
  • タンリュウロ プレートフィン ネツコウカンキ ナイ スイチョク ジョウショウ フットウ ネツ デンタツ ニ オヨボス カネツ バイタイ リュウドウ ホウコウ ノ エイキョウ

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説明

<p>R134a <tt>を冷媒としたプレートフィン熱交換器における垂直上昇沸騰熱伝達特性に及ぼす加熱媒体の流れ方向の影響を実験的に考察した.</tt> <tt>冷媒側は単流路とし,</tt>2 <tt>つの水路によって挟まれており,温水を上向きまたは下向きに流すことで,それぞれ並流型または向流型熱交換を形成した.このプレートフィン熱交換器において,伝熱性能,冷媒側圧力損失に及ぼす冷媒流量および温水温度,流量の影響を評価した.さらに,熱流束分布を把握するために,水路外壁の温度分布を</tt>IR <tt>カメラで可視化した.その結果,熱交換温度差とそれによる熱交換量が大きい場合は,熱交換量に及ぼす温水流動方向の影響は小さいが,冷媒圧力損失は,並流型の方が大きかった.並流型の壁温分布は熱交換器左右で大きな差が見られたことから,圧力損失の増加は,冷媒流における不均質な相分布によって引き起こされたと推定さ</tt><tt>れた. </tt></p>

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