訪問看護ステーション管理者による新人訪問看護師への関わり
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- 中村 順子
- 日本赤十字秋田短期大学看護学科
書誌事項
- タイトル別名
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- A Study on How the Visiting Nursing Station Managers are involved in Novice Nurses to be Competent
- ―安心して訪問を任せられるようになるまで―
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説明
<p>本研究の目的は訪問看護ステーション管理者が,新人訪問看護師に安心して訪問を任せられるようになるまでの関わりを探索し,構造を示すことである.Grounded Theory Approachを参考にして継続比較分析を行い,10人の熟練訪問看護ステーション管理者の関わりを分析した.その結果,管理者が安心して訪問を任せられるようになるまでの関わりとして【ゆらぎを乗り越え訪問看護師としての自信の回復を促す】【訪問看護師としての適性を探る】【看護師の個性を活かし訪問看護師としての能力の充実を図る】【ゆらぎを越えた先にある訪問看護のおもしろさへと導く】【事業所の力を維持するための働きかけにより看護師の成長を促す】の5つのカテゴリーが抽出され,【ゆらぎを乗り越え訪問看護師としての自信の回復を促す】を中核カテゴリーとした.病棟から在宅に移行してきた看護師の“ゆらぎ”を捉え,“ゆらぎ”に気づき乗り越えさせる管理者の支持的な関わりが示され,管理者は人を育てるスキルを効果的に用いていることが明らかになった.在宅看護における対象の文化を理解したケアの重要性と人材育成におけるOJT特に同行訪問の重要性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本看護管理学会誌
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日本看護管理学会誌 13 (1), 5-13, 2009
一般社団法人 日本看護管理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763083150720
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- NII論文ID
- 130007553797
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- ISSN
- 21896852
- 13470140
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可