04生-25-口-10 自重負荷および加重負荷条件における等尺性頭部挙上運動時の舌骨上筋の筋活動レベルと筋酸素化レベルの変化

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抄録

<p> 背景・目的:頭部拳上運動(以下SE と略す:Shaker Exercise)は、嚥下の主動筋である舌骨上筋を鍛えることで、加齢に伴う嚥下機能の低下を改善することが報告されている。ただし、現場で行われるSEは自重負荷で行うことが一般的であり、筋力トレーニングの負荷としてはあまり大きくない。本研究では等尺性のSEを自重負荷および加重負荷にて実施し、運動の負荷特性を筋活動および筋酸素化レベルから評価することを目的とした。方法:最大頸部屈曲力(100%MVC)、80%MVC、60%MVC、40%MVC、自重負荷のSEを実施し、嚥下にも関わる舌骨上筋と頸部屈曲の主動筋の胸鎖乳突筋の筋活動、および舌骨上筋の筋酸素化レベルを測定した。頭部にハーネスを装着し、負荷を加えた。結果:自重SEの負荷は最大筋力の31 ± 3%であった。筋活動は負荷の増大にしたがい増大する傾向が見られた。舌骨上筋の筋活動は40-60%MVCおよび60-80%MVC間に有意差がみとめられた。80-100%の間に有意な差がなかった。筋酸素化レベルの運動中の最低値は負荷の増大にしたがい低下する傾向が見られた。運動後の最大値に負荷による差はみられなかった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763085420928
  • NII論文ID
    130007581238
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.125_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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