トラッシュトークと「失敗した試合」
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- 大峰 光博
- 名桜大学
説明
<p> 北米では、競争上の優位性を獲得するために対戦相手に与えるプレーヤーによる言葉の攻撃は、トラッシュトーク(trash talking)と呼称される。スポーツ哲学の領域においては、ボクシングや野球の報復死球といった、試合における身体への直接的な攻撃の是非については論じられてきた。また、練習における体罰についても研究の蓄積がなされてきた。しかしながら、トラッシュトークといった言葉による攻撃の問題は、論じられる機会が少ない。</p><p> 本発表では、トラッシュトークといった言葉による攻撃を、スポーツ哲学領域において論じられてきた「失敗した試合(failed athletic contests)」に関する所論から検討する。また、「失敗した試合」に関する所論がトラッシュトークのみならず、他のスポーツにおける倫理的ジレンマを孕む問題を論じる上で、有効な分析枠組みとなる可能性を検討する。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 69 (0), 30-30, 2018
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763091538048
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- NII論文ID
- 130007581638
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可