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- 久野 博文
- 国立がん研究センター東病院放射線診断科
書誌事項
- タイトル別名
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- Advanced CT imaging and clinical application for head and neck cancer
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説明
頭頸部癌の評価においてCT検査は最も広く使用され,適切な治療方針を決定するために重要な役割を果たしている。近年のCT技術の進歩により,通常のCT画像だけでなく,より詳細な追加画像情報が取得できるようになり,頭頸部癌に対する診断能向上に寄与している。Dual energy CTは,軟部組織とヨード造影剤を識別したヨード強調画像が作成可能で,喉頭癌・下咽頭癌による喉頭軟骨浸潤の評価に応用されている。320列面検出器CTでは,骨サブトラクションヨード強調画像が頭頸部癌による頭蓋底や下顎骨などの骨浸潤評価(特に骨髄浸潤の評価)に有用である。また,SEMARなどの金属アーチファクト低減アルゴリズムは,口腔内金属による画像劣化を低減することができる。 <br>今後の展望としては,CT画像を用いたテクスチャ解析やradiomics解析による予後・治療効果予測が個別化治療に向けて開発されている。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 44 (4), 342-346, 2018
日本頭頸部癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763094337792
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- NII論文ID
- 130007583800
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可