原子力地域熱供給 : スイスの実績

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タイトル別名
  • Nuclear District Heating : The Swiss Experience
  • ゲンシリョク チイキ ネツ キョウキュウ スイス ノ ジッセキ

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説明

<p> 2005年2月に京都議定書が発効され, 実効性のある地球温暖化防止対策の実施が求められている。専門家からは, 原子力の積極的利用を望む声が聞かれるが, 具体的な展開のためには生活環境に密着した原子力の安全性・信頼性の実績を示す必要がある。<br> 現在, スイスでは一般住宅, 共同住宅, 工場, 農場など, 約2,400ユーザー (約2万人) がベツナウ発電所の地域熱供給システムを利用している。また, ゲスゲン発電所を利用した工場への蒸気供給では, 年間15,000トンの燃料油の節約が実現している。いずれも1970年代の石油危機の経験を踏まえてスタートしたプロジェクトである。原油高騰時代の原子力エネルギー有効利用のスイスモデルとして, 実現の経緯とその実績について紹介する。</p>

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