子どもの発達段階と記憶を重視した英語指導法の効果

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タイトル別名
  • The Effects of an Instructional Method Focused on Child Developmental Stages and Memory
  • 子どもの発達段階と記憶を重視した英語指導法の効果 : 小学校5・6年生用デジタル教材の開発から
  • コドモ ノ ハッタツ ダンカイ ト キオク オ ジュウシ シタ エイゴ シドウホウ ノ コウカ : ショウガッコウ 5 ・ 6ネンセイヨウ デジタル キョウザイ ノ カイハツ カラ
  • 小学校 5・6 年生用デジタル教材の開発から
  • From the Creation of Computer-Based English Teaching Materials for Fifth and Sixth Graders

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抄録

本研究は小学校5・6年生を対象として,子どもの発達段階に応じたことばの学習ができ,知的好奇心を喚起できて,学習事項が記憶に残ることを重視した指導法の効果を,デジタル教材の開発という視点から検証することを目的とした。そのため,公立小学校の5・6年生合計32名を対象に教員による教室での一斉指導で,指導法の根幹は変えずに,「手作り教材と肉声を使った A 方式」と「開発したデジタル教材を使ったB 方式」で比較した。まず,指導の10分後,1週間後,2週間後の記憶の残存状態を記憶テストで測定した結果,両方式で日時の経過により記憶の想起が良くなる「レミニセンス」という現象が確認された。次に,意識調査の結果,両方式ともに「楽しく勉強になる」という肯定的意見が大多数を占めた。さらに,「パソコンを使った授業(B 方式)の方が英語を覚えられる」という反応が圧倒的に多かった。よって,開発した指導法は記憶効果が高く知的好奇心を喚起できると同時に,パソコンによる指導に適していると考えられた。

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