キャピラリーカラムを用いたGC/MSによる豚糞から発生する硫化水素,メチルメルカプタン,トリメチルアミンおよび低級脂肪酸の分析

  • 松原 英隆
    (株)チューケングループ・チューケン生活環境研究所
  • 今村 弥生
    (株)チューケングループ・チューケン生活環境研究所
  • 内山 幸子
    (株)チューケングループ・チューケン生活環境研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of hydrogen sulfide, methyl mercaptane, trimethylamine, and low molecular weight fatty acids vaporized from pig’s feces by GC/MS using capillary column
  • キャピラリーカラム オ モチイタ GC/MS ニ ヨル ブタ フン カラ ハッセイ スル リュウカ スイソ,メチルメルカプタン,トリメチルアミン オヨビ テイキュウ シボウサン ノ ブンセキ
公開日
2015-05-25
DOI
  • 10.2171/jao.46.218
公開者
公益社団法人におい・かおり環境協会

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説明

<p>豚糞からは,硫化水素(H2S)やメチルメルカプタン(MM),トリメチルアミン(TMA)および低級脂肪酸類(LMFAs)といった悪臭物質が放出される.従来,これらの悪臭物質のガスクロマトグフィーによる分離にはパックドカラムが使用されてきた.また,H2SとMMの検出にはFPDが利用され,TMAとLMFAsの検出にはFIDが利用されてきた.しかし,パックドカラムはピーク分離能が低く,FPDやFIDは検出器としての分解能が低いため,低濃度の悪臭物質の測定では妨害ピークの影響を受け易かった.以上の問題を解決するため,本研究では,ピーク分離能が高いキャピラリーカラムと検出器としての分解能が高いMS検出器を用いる悪臭物質分析法を開発した.</p><p>H2S,MMおよびTMAは液体アルゴンで低温濃縮後,GC/MSで測定した.また,LMFAsは,アセトン吸収後,脱水濃縮しGC/MSで測定した.定量下限値は,いずれの悪臭物質に対しても豚小屋の敷地境界基準値以下になることが分かった.</p><p>pH中性の無処理の豚糞から悪臭物質を発生させたモデル実験では,MMとTMAは検出されたが,酸性物質であるH2SとLMFAsは検出されなかった.ところが,豚糞をリン酸で酸性にしたところH2SとLMFAsも検出されるようになった.以上の検討から,悪臭物質に関する分析および調査研究への本分析法の有用性が示された.</p>

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参考文献 (4)*注記

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