都城盆地における地下水の硝酸性窒素濃度と土地利用の関係分析

  • 平岡 透
    長崎県立大学 情報システム学部情報システム学科
  • 豊満 幸雄
    宮崎大学 農学部植物生産環境科学科
  • 中川 啓
    長崎大学 大学院水産・環境科学総合研究科環境科学領域
  • 野中 尋史
    長岡技術科学大学 大学院情報・経営システム工学専攻
  • 廣田 雅春
    岡山理科大学 総合情報学部情報科学科
  • 鈴木 祥広
    宮崎大学 工学教育研究部社会環境システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • AN ANALYSIS OF THE RELATION BETWEEN GROUNDWATER NITRATE CONCENTRATION AND LAND USE IN THE MIYAKONOJO BASIN
  • トジョウ ボンチ ニ オケル チカスイ ノ ショウサンセイ チッソ ノウド ト トチ リヨウ ノ カンケイ ブンセキ

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抄録

都城盆地における地下水中の硝酸性窒素濃度と土地利用の関係を検討した.硝酸性窒素濃度は,2007年から2016年までの10年間の冬の2月と夏の8月に1,201箇所の浅井戸で観測されたものを用いた.土地利用は,2009年度と 2014年度に整備された国土数値情報の土地利用細分メッシュデータを基に,硝酸性窒素濃度の観測地点から一定距離内に含まれる土地利用種別の割合を用いた.土地利用種別として,田,その他の農用地,森林,荒地,建物用地,道路,鉄道,その他の用地,河川地及び湖沼の9項目を取り上げた.その結果,硝酸性窒素濃度の高い地点と低い地点の土地利用種別の傾向が明らかになった.また,硝酸性窒素濃度と相関の高い土地利用種別も明らかにした.このとき,硝酸性窒素濃度の観測地点からの距離による土地利用種別の割合に応じた相関係数の変化についても明らかにした.

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