小児がんにより長期入院している学童・思春期の子どもの気持ちに対する看護師の理解と関わり

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書誌事項

タイトル別名
  • Involvement of Nurses in Understanding the Feelings of School Children and Adolescents with Pediatric Cancer Undergoing Long-term Hospitalization
  • ショウニ ガン ニ ヨリ チョウキ ニュウイン シテ イル ガクドウ ・ シシュンキ ノ コドモ ノ キモチ ニ タイスル カンゴシ ノ リカイ ト カカワリ

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説明

<p>目的:小児がんにより長期入院している学童・思春期の子どもの気持ちを看護師がどのように理解し,関わっているのかを記述する.</p><p>方法:Leiningerの民族看護学を参考に1小児病棟でフィールドワークを行い,データ分析した.</p><p>結果:「子どもの生活にアンテナを張り,その子らしさを捉える」「学童・思春期の見えにくい『子どもの世界』を知る」「子どもが『話しても良いかな』と思える人になる」「子どもが子どもなりに考えて発信できる機会を作る」「覚悟を決めて子どもからのサインを待つ」「ポロっと出てきた子どもの言葉を取り逃がさずに動きだす」という主要テーマが抽出された.</p><p>結論:看護師は「余白の時間」や「余計な話」を活用して「子どもの世界」を知り,見えにくい友人関係,素直な願望,価値観等を捉えていた.さらに,子どもが気持ちを話す関係作り,子どもの表現力を育てる等の積極的に動きながら「待つ」と,子どものサインを取り逃がさないよう静かに「待つ」の2通りの「待つ」関わりがあった.</p>

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