テコマ・スタンス(Tecoma stans (L.) Juss. Ex Kunth var. stans)の生育・開花に及ぼすわい化剤の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Growth Retardants on the Growth and Flowering Responses in Tecoma stans (L.) Juss. Ex Kunth var. stans.

この論文をさがす

説明

アルゼンティン産テコマ・スタンス(Tecoma stans var. stans)の鉢花栽培化を目的として,生育・開花に及ぼすわい化剤の影響を調べた.テコマ・スタンスの選抜系統を挿し木繁殖後,鉢上げし,剪定を加え6か月齢の苗と15か月齢の苗を供試し,ウニコナゾール(商品名:スミセブンP)30ppmおよびダミノジッド(商品名:ビーナイン)5000ppmを葉面散布した.ウニコナゾールならびにダミノジッドの両処理区で植物高,シュート伸長および葉の大きさに関して明瞭なわい化効果が見られた.また両処理区で,花芽分化促進効果が見られ,花芽数が増加したが,ダミノジッド処理区では幼花序が観察されたのち,生育せず枯死した.一方,ウニコナゾール処理区では,無処理区に比べて開花時期が1か月早くなった.テコマ・スタンスに対するウニコナゾール処理は,草姿の改善,花芽増加および開花時期の促進効果が認められたことから,本処理は鉢花栽培化において有効な栽培技術であることが示唆された.

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763106876288
  • NII論文ID
    110003144685
  • NII書誌ID
    AA11646210
  • DOI
    10.20809/seisan.10.1_61
  • ISSN
    24242403
    13410156
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ