ハウスメロンにおけるカルシウム欠乏症の診断法

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タイトル別名
  • Diagnosis of Calcium Deficiency in Melon (Cucumis melo L.)

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説明

メロンの着果以降に発生するカルシウム欠乏症の発生経過と化学分析による診断法を検討した.1)メロンを水耕栽培し,着果以降に培養液のカルシウムを欠除した.欠乏症は,まず茎に現れ,その症状は摘心位置から5〜10cm程度下の部分が水浸状に褐変し,折れ曲がった.次いで,側枝の先端葉が全体に黄化し,その後葉脈間が褐変枯死した.さらに,この症状は親づるの先端葉にも発生した.また,株全体が萎れ,最終的に枯死した.2)カルシウム欠乏症の診断には,開花期に第16〜18葉のうち1葉を採取し,葉中カルシウム含有率を測定すればよいと考えられた.3)第16〜18葉のカルシウム含有率が13.Og・kg dw^<-1>以下になると葉に症状が認められなくても茎にカルシウム欠乏症が発生すると考えられた.また,葉中カルシウム含有率が9.Og・kg dw^<-1>以下になると葉に欠乏症が発生し始めると考えられた.

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参考文献 (13)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763107368832
  • NII論文ID
    110009977603
  • NII書誌ID
    AA11646210
  • DOI
    10.20809/seisan.7.2_3
  • ISSN
    24242403
    13410156
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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