宮城県岩沼市の津波被災海岸林における2014 年及び2016 年のカワラナデシコ(<i>Dianthus superbus</i> L. var. <i>longicalycinus</i> (Maxim.) Williams)の個体密度の変化

書誌事項

タイトル別名
  • Change of the density of <i>Dianthus superbus</i> L. var. <i>longicalycinus</i> (Maxim.) Williams from 2014 to 2016 on the tsunami-stricken coastal forest in Iwanuma city
  • 宮城県岩沼市の津波被災海岸林における2014年及び2016年のカワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.)Williams)の個体密度の変化
  • ミヤギケン イワヌマシ ノ ツナミ ヒサイ カイガンリン ニ オケル 2014ネン オヨビ 2016ネン ノ カワラナデシコ(Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.)Williams)ノ コタイ ミツド ノ ヘンカ

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抄録

<p>秋の七草として人との親和性が高い野草カワラナデシコの大規模攪乱に対する生態的特性を把握するため,2011 年の東日本大震災で津波被害を受けた海岸林において,被災3 年後及び5 年後にカワラナデシコの生育量調査を行い,その変動を検討した。結果,被災3 年目から5 年目にかけて著しい個体数の増加が認められた。一方で個体密度の増加割合と草本層植被率および開空率との間に相関関係が認められたことから,津波による表土流出と各区画の個体密度の粗密との関連が示唆され,これには本種の攪乱依存性が関与していると考えられた。本種は人為的管理や津波等の攪乱によって個体群を維持してきたと推察される。</p>

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