地域森林における機能間トレードオフの空間的分析
書誌事項
- タイトル別名
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- Spatial analysis for trade-offs among forest functions at a regional scale
抄録
<p>持続可能な森林管理のためには、機能間のトレードオフを把握する必要がある。本研究ではK市を対象に、機能間(木材生産機能、表土保持機能、生物多様性機能、炭素蓄積機能、表層崩壊防止機能、保健休養機能)の関係性を多変量解析により明らかにした。まず、対象地において各機能の評価マップを作成した。機能評価は、林齢、主要樹種、各種地形、気候情報、路網情報等を分析することで行った。評価モデル作成には、森林生態系多様性基礎調査のデータを用いた。次に、作成したマップの20×20m区画単位で各機能の評価値を整理し、対照表を作成した。このようにして得た評価値の対照表を用いて、機能間の多変量解析を行った。これにより、機能間の空間的なトレードオフ関係を示した。また、トレードオフ関係を基に発揮が期待できる機能ごとに森林を区分した。これらの結果は、地域レベルの森林計画を策定する際の具体的な指針として活用できる。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 482-, 2019-05-27
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763113587712
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- NII論文ID
- 130007645599
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可