人と自然との関係性を考える森林科学カリキュラム構成ー秋田県立大学の事例

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タイトル別名
  • Forest Science Curriculum of Akita Prefectural University for understanding the interrelationship between man and nature

抄録

<p> 演者らが所属する秋田県立大学では生物環境科学科内に森林科学研究室があり、環境科学という枠組みの中で、森林科学の教育を行っている。そのため、純粋な自然科学としての森林科学教育という観点のみならず、「人間にとって森林はどんな存在なのか?」という視点からの教育にも力を入れている。本発表では、入学直後に行われる「生物資源と風土」という学科全体のオムニバス講義に始まり、生態学概論(2セメ)、森林生態学(3セメ)、森林環境学(4セメ)、森林資源学(5セメ)、森林管理学(6セメ)と、入学から卒業への年次進行に応じて配置してある講義科目の意図と、生物学基礎実験、生物環境科学実習、専門実験、研究室実験と続く実験・実習科目の内容を紹介しながら、本学の森林科学教育の考え方を説明したい。卒業研究はこれらを統合するものとして位置づけられている。こうした教育体系を通して、人と自然との関係性を考える素材として森林をとらえる視点について議論したい。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763114178944
  • NII論文ID
    130007645726
  • DOI
    10.11519/jfsc.130.0_57
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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