物理乱数発生器出力の変則性(II) : 年末年始の累積偏差(特別講演2)(第17回生命情報科学シンポジウム)
書誌事項
- タイトル別名
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- Anomaly of Random Number Generator Outputs (II) : Cumulative Deviation at New Year's Holiday (Special Lecture 2) (Without Peer Review) (The Seventeenth Symposium on Life Information Science)
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説明
人が大勢集まり何かに集中するとき、その場所に設置された物理乱数発生器が、集まった人々が意識しなくても、統計的有意な乱数出力の異常を示したり、世界的な事件が起こり世界中が注目するとき、世界各地に設置した物理乱数発生器が出力異常を示すという報告がある。本研究は、前回の2001年〜2002年の年末年始(日本時間)における報告の続きである。今回は2002年12月27日〜2003年1月7日の年末年始および、その前後の区間の累積偏差の偏りについて検討した。その結果、対照実験である新年前後の5区間は偶然の範囲に留まったのに対し、年末年始のみZ値はZ=2.63(p= 0.009,両側)となり、統計的に有意な結果となった。また、2002年および2003年の新年のZ^2-1累積は統計的に有意な結果とならなかった。多数の人の意識が集中する出来事である年末年始のみ累積偏差は統計的有意な結果となり、前回の報告と同じであった。このことより年末年始による物理乱数発生器出力の変則性が示唆された。
収録刊行物
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- 国際生命情報科学会誌
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国際生命情報科学会誌 22 (1), 142-149, 2004-03-01
国際生命情報科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763114847360
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- NII論文ID
- 110001080309
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- ISSN
- 24240761
- 13419226
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可