注意力と交通事故率の関係性の分析

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  • チュウイリョク ト コウツウ ジコリツ ノ カンケイセイ ノ ブンセキ

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本研究では、「「個人の性質(性格)」が、交通事故の引き起こしやすさに影響するのではないか」という仮説を立て、「人間の注意力」に着目し交通事故との関係性を、2014年に実施したWEBアンケート調査の個票データをもとに分析した。分析の結果、「注意力散漫な運転者」の方が「それ以外の(=注意力に関しては通常の)運転者」よりも交通事故を起こしやすいことが明らかとなった。この分析結果から、交通事故削減を目的とした交通安全対策を策定する際は、人々の注意力を考慮する必要があること、またその際には「個人属性」も合わせて考慮する必要があることなどが導かれた。なお、本研究では「運転者の注意力」と交通事故の関係性のみに着目して分析を行ったが、「個人の性質(性格)」を交通事故に対するより説明性の高い指標とするためには、他の性質(性格)についても同様の検討が必要であることが今後の課題として挙げられる。

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