道路の維持更新時代における大型車走行規制の評価

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  • Evaluation of Traffic Regulation for Heavy Vehicle using the Ramsey Pricing
  • ドウロ ノ イジ コウシン ジダイ ニ オケル オオガタシャ ソウコウ キセイ ノ ヒョウカ

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抄録

本研究では、維持更新時代において求められる道路ネットワークのあり方への示唆の導出を念頭に置いたうえで、道路設計・管理に関する知見を踏まえて大型車走行規制の評価を行った。道路の総費用の回収を目的とする次善の価格形成原理としてのラムゼイ価格形成を用いた分析からは、大型車の走行規制によって社会的余剰が拡大し、またそれにあわせた経路構成の形成によってライフサイクルコストあたりの社会的余剰も拡大する可能性を示唆する結果を導いた。このことは、規制や課金を通じて、大型車の走行をより強度の高い道路に誘導し、小型車と分離することが望ましいことを示唆している。

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