-
- 木村 朗子
- 津田塾大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- Queer Desire in Court Literature
- キュウテイ モノガタリ ノ クィア ナ ヨクボウ
この論文をさがす
抄録
<p>宮廷物語は多く性愛関係を扱うものの、どうやら肉欲そのものの発露を描いてはこなかった。性的欲望の根拠として物語が主張するのは前世の契りという因果である。この世に生を受ける以前にまで遡って、今の欲動について考えようとするのは日本の古代だけではなくて、古代ギリシアにも同様にあった。「古代」は、今の理論において最も先進的な概念のクィアから発して議論が成る。本稿は、こうした「古代」的発想から、ジェンダー、セクシュアリティで議論されてきたことを再度捉え返すものである。</p>
収録刊行物
-
- 日本文学
-
日本文学 63 (5), 32-43, 2014-05-10
日本文学協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282763119392512
-
- NII論文ID
- 130007656698
-
- NII書誌ID
- AN00197092
-
- ISSN
- 24241202
- 03869903
-
- NDL書誌ID
- 025434177
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可