書誌事項
- タイトル別名
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- Factors Affecting The Yield of Phenolic Monomers in an Oxygen-soda Anthraquinone Cooking
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説明
<p>バニリンのようなフェノール性モノマー製造のため,酸素または他の触媒によりリグニンを酸化するプロセスは,再生可能な資源からポリマーを製造する方法の開発において重要となっている。酸素–ソーダ・アントラキノン蒸解は,高い液比で,バニリンなどのフェノール系モノマー収率が17%以上となった。高い液比でのモノマー収率は,低い液比でのそれより常に高かったが,これは低い液比で黒液中のリグニンの溶出濃度が高くなるため,リグニンの縮合が進行することによると考えた。しかし,黒液の平均分子量測定値からは,この仮定を検証するための証拠は見つけることはできなかった。一方,フェノール性モノマーの収率と蒸解中のNaOH消費量の間に正の相関関係が認められた。したがって,NaOH消費量は,酸素–ソーダAQ蒸解におけるモノマー収率の増加に重要であると考える。</p>
収録刊行物
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- 紙パ技協誌
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紙パ技協誌 73 (3), 259-266, 2019
紙パルプ技術協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763119587200
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- NII論文ID
- 130007657336
- 40021825670
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- NII書誌ID
- AN00379952
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- ISSN
- 18811000
- 0022815X
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- NDL書誌ID
- 029544114
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可