乳幼児とともに東日本大震災を経験した母親の防災対策

  • 松永 妃都美
    佐賀大学医学部統合基礎看護学講座国際保健看護学領域客員研究員

書誌事項

タイトル別名
  • Disaster prevention procedures for mothers with infants who experienced the Great East Japan Earthquake
  • ニュウヨウジ ト トモニ ヒガシニホン ダイシンサイ オ ケイケン シタ ハハオヤ ノ ボウサイ タイサク

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抄録

<p> 本研究の目的は、乳幼児と東日本大震災を経験した母親が震災後に行うようになった防災対策を明らかにすることである。24名の母親を対象として半構造化面接を行った結果、母親は震災を契機に【物品を備える】、【環境を調整する】、【訓練・教育をする】、【想定をする】防災対策を行うようになったことが明らかになった。具体的には、母親は〔自宅での避難生活への備え〕、〔緊急避難行動への備え〕、〔情報を収集するための備え〕、〔子どもの安全を確保するための備え〕、〔家族の安全を確保するための備え〕、〔精神的な混乱を想定した備え〕を行うようになっており、これらの備えが大規模災害からもたらされる2次的な災害への有用な備えになる可能性が示唆された。</p>

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