透析患者の足と連携

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  • Cooperation for foot treatment for dialysis patients

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抄録

当院では形成外科医がゲートキーパーとなり,フットケア外来を行っている.下肢救済は多職種での連携が重要であり,形成外科のほかに循環器科,血管外科,皮膚科,腎臓内科,看護師等の複数の診療科で取り組んでいる.外来では巻き爪,胼胝,鶏眼,足部変形,糖尿病性足潰瘍や重症下肢虚血等のさまざまな疾患の患者の診察を行っている.特に透析患者の重症下肢虚血は増加傾向にあり,当院でも近隣の透析施設からの紹介が多い.透析施設と基幹病院が連携をすることで,予防的ケアから専門的治療が可能となり,地域で透析患者の救肢に取り組むことが可能となる.一方で,創傷を有する患者の入院期間は長期となり,自宅へ戻れない症例も出てくる.現在,厚生労働省はできる限り住み慣れた地域で療養することができるよう,在宅医療を推進しており,治療の場が病院から在宅に移行してきている.患者が望む生活を送るには院内連携のみならず,地域連携が重要な課題となってくる.

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