名古屋市中心部における4d-GISを用いた建築物滞留年推計モデルの構築と物質ストック分析

書誌事項

タイトル別名
  • Establishing A Building Lifespan Model and Estimating Material Stocks and Flows Using 4d-GIS in the Central Area of Nagoya

抄録

循環型社会の実現に向けて,廃棄物の発生源となる物質ストック及び物質代謝を詳細に把握することが重要である.社会的背景や地理的要因が物質代謝に与える影響について把握する必要がある.本研究では,名古屋市中心部(約12km2)を対象に,1949年から2009年における各構造物単位(建築物,道路,鉄道)での都市構造物データベースを構築した.建築物滞留年推計モデルを構築し,社会的・地理的パラメータを説明変数として分析し,階数,人口密度,建物工法,公定歩合の変化ごとの建築物滞留年を推計した.また,名古屋市中心部2003年から2009年の6年で解体される建築物について実データと建築物滞留年推計モデルのシミュレーションによる結果を比較,検討した.解体判定が正確に行えたのは6.03Mt中の4.89Mtであり,RC造で高層な建築物ほど正確な解体判定が行えた.

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参考文献 (2)*注記

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