ガバナンス・コントロールの理念と方法―内部統制論議を手掛りとして―

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タイトル別名
  • Philosophy and methodology of governance control: from the argument about the internal control
  • ガバナンス コントロール ノ リネン ト ホウホウ ナイブ トウセイ ロンギ オ テガカリ ト シテ

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説明

<p>本稿では,ガバナンス・コントロールの理念と方法が提示される.まず内部統制の評価とその監査の制度化を契機に,方向は違うが2つの同型の三層構造が現れてくる.下降3層構造<マネジメント/コントロール/監査>はトップダンの3層構造であり,伝統的なマネジメント・コントロールの仕組みそのものであり,上昇3層構造<ガバナンス/内部統制/内部監査>は,構成要素である内部統制を介して下降3層構造と繋がりながらも,方向としてはガバナンス機構を規律づけ,支援する.その後,ガバナンス・コントロールの2つの理念型が示される.一つは米国型のガバナンス・コントロールであり,もう一つはフランス型のそれである.内部統制の法制化の動きを≪ガバナンス・コントロール≫というコンセプトで捉える本稿での試みは,コントロール論に新しい領域を生み出そうとする大胆なものとなっている.</p>

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