高精度大型宇宙構造物向け材料の開発

  • 後藤 健
    宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所
  • 石村 康生
    早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 総合機械工学専攻
  • 小林 訓史
    首都大学東京 システムデザイン研究科 機械システム工学専攻
  • 上田 政人
    日本大学 理工学部 機械工学科
  • 横関 智弘
    東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻
  • 小山 昌志
    明星大学 理工学部 総合理工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Material Research and Development for High Accuracy Large Space Structures
  • 特集 宇宙からの高性能光学観測を支える技術(第12回)高精度大型宇宙構造物向け材料の開発
  • トクシュウ ウチュウ カラ ノ コウセイノウ コウガク カンソク オ ササエル ギジュツ(ダイ12カイ)コウセイド オオガタ ウチュウ コウゾウブツ ムケ ザイリョウ ノ カイハツ

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抄録

<p>天文衛星や地球観測衛星ではより大型で高精度な構造物が必要とされている.このような構造を構築するためには,軽量で弾性率が大きく熱膨張係数が小さい材料が必要である.熱膨張係数の小さい材料としては炭素や石英があり,各種の人工衛星の高精度構造にはこれらを利用した構造要素とその複合材料が活用されている.本稿では,電波天文衛星ASTRO-G(2011年中止)向け大型展開アンテナにおける各種高精度構造要素の構成素材に関する開発において発生した技術課題を発端として,筆者らが取り組んでいる将来のASTRO-Gのような大型アンテナをはじめとする高精度構造への適用を目指した材料および構造要素の開発に関する基礎的研究について紹介する.</p>

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