下極型扁桃周囲膿瘍の臨床的特徴

DOI
  • 川畠 雅樹
    鹿児島大学医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
  • 馬越 瑞夫
    鹿児島大学医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
  • 松元 隼人
    鹿児島大学医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
  • 永野 広海
    鹿児島大学医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
  • 大堀 純一郎
    鹿児島大学医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
  • 黒野 祐一
    鹿児島大学医歯学総合研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学

書誌事項

タイトル別名
  • The clinical characteristics of inferior pole peritonsillar abscesses

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説明

我々はこれまでに扁桃周囲膿瘍を造影CTにおける膿瘍の形態からOval型とCap型に分類し,下極Cap型は病悩期間が短く,喉頭へ炎症が進展し急性喉頭蓋炎を発症しやすいことを報告してきた.今回は,下極型扁桃周囲膿瘍症例のOval型とCap型における年齢,性別,検出菌,膿瘍径の違いについての検討を行った.<br>その結果,下極Cap型では,比較的女性の割合が高く,Streptococcus anginosus groupの検出頻度が高かった.下極Oval型と比較し,下極Cap型では病悩期間が短いものの,膿瘍径は大きい傾向にあった.

収録刊行物

  • 口腔・咽頭科

    口腔・咽頭科 31 (2), 187-192, 2018

    日本口腔・咽頭科学会

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