Kudo-Elbow type 6人工肘関節全置換術における不良回旋位設置を防ぐ尺骨トライアルコンポーネント
書誌事項
- タイトル別名
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- Ulnar Trial Component to Prevent from Malrotation Setting in Kudo-Elbow Type 6 Total Elbow Arthroplasty
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説明
<p> Kudo-Elbow人工肘関節全置換術(TEA)では,尺骨コンポーネント(C)が内旋位に挿入されるとポリエチレン摩耗によるedge loadingを引き起こすリスクとなる.このような不良回旋位設置を防ぐために,滑車切痕部にX線不透化性ラインを入れた尺骨トライアルコンポーネント(TC)を作成したので,その有用性を検討する.K-Elbow TEAを施行した5肘に,本TCを用いた.年齢は62~76歳で,全例が関節リウマチ肘であった.上腕骨と尺骨のリーミング後に本尺骨TCを設置し,肘2方向X線撮影を行い設置位置の良否を判断した.術中の尺骨TCの内旋位設置を確認出来たのは1肘で,再度リーミングを行い正しい位置に設置した.残り4肘は術中に尺骨TCの正常回旋設置を確認した.術後に尺骨Cの不良回旋位設置,edge loading,弛みのみられた肘は無かった.著者らのKudo-Elbow TEAの成績では,55肘中2肘に不良回旋位設置が生じていた.本TCを用いれば,Kudo-Elbow TEAの成績がより向上しうる.</p>
収録刊行物
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- 日本肘関節学会雑誌
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日本肘関節学会雑誌 24 (2), 363-366, 2017
日本肘関節学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763122584192
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- NII論文ID
- 130007659937
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- ISSN
- 24342262
- 13497324
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可