開発途上国の原子力発電導入とIAEAの支援活動

書誌事項

タイトル別名
  • Developing Countries Embarking on Nuclear Power Programme and IAEA’s Relevant Activities
  • カイハツ トジョウコク ノ ゲンシリョク ハツデン ドウニュウ ト IAEA ノ シエン カツドウ

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説明

<p> 現在,原子力発電は30ヵ国が行っているが,これに加え新たに60を超える開発途上国が,ほぼ共通する理由(エネルギー消費の増大に対処するにあたってエネルギーセキュリティ,化石燃料価格への関心,環境問題を考慮)から,原子力発電導入を考え,IAEAにそのためのインフラ整備支援を求めてきている。</p><p> 本稿は,(1) はじめにこの原子力発電利用拡大の動きを概観し,(2) 拡大と新規導入のための課題,これに対処するIAEAの支援活動を,IAEAの果たすべき役割に関しての考え,ガイダンス図書策定の動きと主要図書の発しているメッセージ,具体的な支援活動としての技術協力プロジェクトの概要を述べ,(3) これらの活動で浮かび上がってきている,共通する課題とそれに対する国際社会およびIAEAの対処について考えるところを述べる。最後に,(4) 日本の原子力関係者への期待を記述する。</p>

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参考文献 (10)*注記

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