足底に潰瘍を生じた原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫の1例

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タイトル別名
  • A case of primary cutaneous anaplastic large cell lymphoma presenting with ulcers on the sole

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抄録

<p>77歳,男性。初診半年前より左足底に胼胝様皮疹が出現,同部位に潰瘍を生じ拡大したため受診。左足底中央から足背外側にかけて,角化を伴った下床との可動性不良な硬い皮下結節が帯状に分布し,外側縁には潰瘍形成を伴っていた。病理組織では真皮から皮下組織に大型リンパ球様異型細胞がびまん性に浸潤し,CD30陽性,CD3,CD4,CD8,CD56,ALK,EBER in situ 陰性であった。PET/CTで皮膚外病変を認めず,原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫(primary cutaneous anaplastic large cell lymphoma,ALCL)と診断した。左足に電子線総量36 Gyを照射し潰瘍は上皮化したが,左下腿内側に2回再発したため,多剤併用化学療法を行った。</p>

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