中学生のバイオフィリアに関する認識の実態
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- 山本 容子
- 筑波大学人間系
書誌事項
- タイトル別名
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- Recognition of Biophilia among Junior High School Students
- A Case Study of Science Class of “Relationship between myself and other life”
- ―「自分と他の生物とのかかわり方」を考える授業を通して―
説明
<p>本研究では,中学生のバイオフィリア仮説に対する認識の実態を調査・分析し,その特徴を探った.その結果,調査対象にした中学生の認識の実態の特徴として,以下の3点が明らかになった.(1)生徒間でバイオフィリア仮説に対する賛否の偏りはみられず,生徒各人が賛否の判断を行う際には,他の生物に対する自身と家族との好みの相違・類似点,自身の生き物との関わりの経験を基準としている.(2)賛否の判断基準には,ペット,もしくはペットとして飼われる哺乳類と生徒との関わりが影響している,(3)生徒各人のバイオフィリア仮説に対する賛否に関わらず,ディープ・エコロジー・ワーク「身近な校庭の自然との一体化体験」により生徒のバイオフィリアが活性化される可能性がある.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会研究会研究報告
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日本科学教育学会研究会研究報告 33 (8), 61-66, 2019-06-22
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763126105088
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- NII論文ID
- 130007665063
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- ISSN
- 18824684
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可