紙立体を活用した触知によるアイデア生成手法(2)
書誌事項
- タイトル別名
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- Design method for idea generation using tangible object(2)
抄録
<p>本研究の目的は、デザイン活動を行う人々が、頭の中に思い描いたアイデアや概念を外在化し、実在し触知可能(タンジブル)な形に具体化する活動を支援することである。本研究は昨年度発表した「紙立体を活用した触知によるアイデア生成手法」の継続研究である。先行研究では、画用紙を活用したアイデア創出支援のワークショップの分析結果から、紙立体を活用してアイデアや概念を外在化し、触知可能な形にすることの効果を報告した。</p><p>本年は、紙立体を活用した思考過程の外在化を支援するワークショップ教材の開発を行った。</p><p>作成した紙立体ツールを活用したワークショップを3例実施し、参加者のアンケート結果や意見から、アイデアを出しやすくするツールの形状や大きさを検証した。アイデアのブレインストーミング段階に紙立体を導入することで造形活動が生まれ、アイデアを作りこみ拡張させたくなるなど、思考の活性化やモチベーションを高める効果が確認できた。<br/>紙立体ツールは�@ビジネス、�A UX、�B子どもの造形活動の3種類のワークショップツールとして改良予定である。<br/>利用者がアイデアを外在化しやすい形状を検討するのが今後の課題である。</p>
収録刊行物
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- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
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日本デザイン学会研究発表大会概要集 66 (0), 396-, 2019
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763126448128
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- NII論文ID
- 130007669219
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可