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- 解説 遺伝子組み換え食品とその表示
- カイセツ イデンシ クミ カエ ショクヒン ト ソノ ヒョウジ
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Abstract
遺伝子組み換え作物(GMO)は,アメリカ,カナダなどの食料輸出国の巨大化学企業等により開発商品化され,1996年当時の厚生省がその安全性を確認して以来,これまでにダイズ,トウモロコシ,ジャガイモ,ナタネ,綿実など,日本人が日常多く摂取する原材料およびその加工品が多量に輸入され,いつの間にか食卓に大量に入り込んでいる.しかし世界的には食品としての安全性や環境への悪影響が指摘されるようになっている.一方食品の品質表示は食品の安全性,栄養価など,消費者にとって重要な情報であるが,遺伝子組み換え作物の輸出国は,安全であるとして表示の必要性を認めていない.しかし日本においては消費者の安全性に対する懸念によって,輸出国の圧力をはねのけて,一部の食品に遺伝子組み換え作物含有の有無の表示義務が2001年4月1日から実施されることとなった.遺伝子組み換え食品とはどのようなものであるか,その安全性や環境への影響はどうか,遺伝子組み換え食品の品質表示はどのようになっているのか,またどうあるべきかなど日本の現状を踏まえながら消費者の立場で解説した.
Journal
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- Journal of Nagoya Bunri University
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Journal of Nagoya Bunri University 2 (0), 101-111, 2002-04-01
Nagoya Bunri University
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282763127386496
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- NII Article ID
- 110004706504
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- NII Book ID
- AA11562518
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- ISSN
- 24335517
- 13461982
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- NDL BIB ID
- 6239391
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed